橋本大輔
あふれケア代表
ご利用の皆様へご挨拶
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- 20年以上不動産に拘わる業務に携わっており、前職にて地方の介護付き有料老人ホームの事業再生を経験し初めて介護業界を触れました。
そして令和元年6月に本格的に介護業界の扉を開き、今年で4年目に入りました。
介護素人だった自分に大きく考え方を変えてくれたのは、ある80代の認知症の男性を受入れがきっかけです。この方はアルツハイマー型認知症でしたが身体的には問題なく、いわゆる介護側からすると少し難易度が高い方でした。日中毎日2～3時間はこの方の対応に追われ、遂行しなければならない業務は滞り、ほかのケアスタッフではとても対応できない状況でした。精神的にも限界を迎えそうな時に「もうこうなったらこの方の要望を全部叶えていこう」と開き直り、まず入院している奥様のところへ一緒にお見舞い行きました。それも1回だけではなく、時間を見つけて何度もお見舞いへ行きました。その方の要望を一つ一つ叶えていくうちに「こいつの事は信用できる」と思ってくれたのか、無茶な要望にも説明すれば分かってくれるようになり、いつの間にか穏やかに日々を過ごしていってくれるようになりました。
もちろん、ご利用者様全員に対して上記のようにうまく対応できるとは思いません。その中で数少なくてもこちら側からのあてはめる介護から、共感し、やれることは最期まで自分自身でという介護をしていきたいと考えています。
